誰にも相談できなかった
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誰にも相談できなかった

2014年02月05日(水)11:28 AM

 

 平成26年に入り,1月も多くの方から相談をいただきました。

 

相談を受けていると,相談者からよく言われることがあります。

 

それは、

 

「誰にも相談できなかった」

 

ということです。

 

不倫慰謝料請求を考えている方が相談に来られたときの話をします。

 

相談者は,夫(妻)の不倫が発覚すると,間違いでないか証拠を集めることが多いです。

 

ただ,不倫の証拠集めは困難を伴います。

 

不倫をした夫(妻)が不倫を否定している場合には,相談者からすれば,不倫の相手はもちろん,不倫をした夫(妻)も敵となり,相談できません。

 

不倫をした夫(妻)が不倫を認めて反省している場合でも,慰謝料を請求する立場とされる立場という根本的違いがあるため,相談できないことが多いようです。

 

兄弟や両親,友人に対しても,不倫について相談することは容易ではなく,相談する相手を見つけることは困難です。

 

したがって,多くの相談者が,私に相談に来られた際,

 

「誰にも相談できなかった」

 

とおっしゃるのです。

 

これは慰謝料を請求されている方も同じかもしれません。

 

弁護士の仕事は,感情に流されることなく,法に則り,淡々と粛々と手続を進める必要があります。

 

しかし,誰にも相談できなかった相談者を前に,法的に必要なことだけを聞くということだけでは,弁護士としての役割を果たしていないのではないかと考えます。

 

法的には必要でなかったり,重要でない話でも,できる限り,聞きたいと考えています。

 

弁護士 杉原

 

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